「照一隅」に思う


 中村哲さんが亡くなり、ご遺族とともに成田空港に到着されたことが報道されました。
 以前から、彼の活動を尊敬しながらも、そうはなれない自分を振り返って、楽しいだけを追ってる人生だなぁ、これでいいのかなぁ・・・、私って何がしたいんだろう、でも、ちっぽけな私には何もできないしなぁ・・・、などと少し卑屈に考えていた部分もありました。
 遠いアフガニスタンの地で、そこに生きる人たちのために人生をかけて、自分にできることをし続けた中村哲さん。その崇高ともいえる彼の人生の終わりがこのようなかたちで訪れるなんて、あんまりです。
 一人、彼の追悼番組を見ながら嗚咽がとまりませんでした。

 彼が大切にしてきた「照一隅」一隅を照らす=自分が今ある場所で最善を尽くすということ。それが世界の平和につながるという中村哲さんの強い意思。武力で平和は訪れないということを人生をかけて私たちに教えてくれた方でした。
 これまで彼は講演会や自身の著書、さまざまな場所で、日本の憲法9条が世界の理想として輝いていること、その憲法を持つことによって世界で日本人が信頼されているということを強く感じたと語られていました。けれど、その理念を破る安保法制が憲法9条を掲げる日本で強行採決され、自衛隊がイラクに派兵されてから、世界の目が変わってしまったことを肌で感じられたとも。
 彼を死に追いやったのは、誰なのだ!!という怒りに似た思いが込み上げてきます。

 私は、この一隅で最善を尽くそう!!それが、この悲しい出来事から学びとるべきことなんだと思えてきました。
 その思いを誰かに伝えたくて、はやとさんにLINEを送ったのですが、実は、なぜかたまちゃんに送っていました😰なぜなのかは、わかりませんが💦
 それまで、はやとさんとお正月のことなどについてやりとりをしていたので、その続きを送ったつもりだったのに‼️ですから。
 でも、たまちゃんから、その出来事で、この数日間、気持ちが沈んでいたのだという返信があり、ああ、たまちゃんも同じように彼の死を悼む思いの中にいたんだとわかり、誤送信ではあったけど、共感できていることを知って、少しほっとしました。
 たまちゃんたちは、たまやで、私はてぃだで、愚直に生きよう!と確かめ合いました。


 そう!自分が今ある場所で最善を尽くすことに、ためらうことなく力を注ごう☺️
 そう前向きに考えることができました。
 中村哲さんの死が、生きている私たちに教えてくれたことかなぁと思いつつ。