彦島の海士の郷というところに「ヨウコおばさん」というはやとさんの叔母さんが住んでいます。
義母の妹のヨウコおばさんは、旦那さんと二人暮らし。おじさんは、毎日のように海釣りや畑での野菜づくりを楽しんでいます。ヨウコおばさんは、おじさんのとってきたアジやサザエ、さまざまな野菜で美味しい料理をつくるのです。義母が亡くなってからも付き合いはあって、ときどき「まさこさん、はやとに食べさせてやって!」と言って家に野菜を届けてくれていました。
まさこは、このヨウコおばさんとは気が合う!と勝手に思い込んでいるので、会話するとき「おばちゃん」と呼んで、タメ口で話しかけていますが、はやとさんからは「あなた、敬語を遣いなさいよ。」と優しく諭されてきました。それでも、ついつい「おばちゃん!」と声をかけてしまうのです。
「ヨウコおばさん」と「おばちゃん」とそんなに違うかしら?
そのおばちゃんは、はやとさんが東京に行ってからも、まさこの様子を見に来てくれてるのか?たいてい朝8時ぐらいに家の外でプップーッとクラクションを鳴らして、呼び出します。決して家には入ってきません。「お茶でも」というと「いらんよ。」とそそくさ逃げるように車で走り去ります。山のような野菜🥬🥦をまさこに押し付けるように手渡して。
「まるで、ごんぎつねみたいなんよ。」とはやとさんに話したことがありますが😅
今日もプップーの音に外に飛び出すと、「今日はおったねー。昨日来たんじゃけど、留守みたいじゃったけー。」とおばちゃん。
サニーレタスを差し出して、そのあと「これ、ハチクよ。」とビニール袋を手渡します。「ハチク?」「これ、茹でて食べなさい。美味しいよ。」「皮のまま?」「はあ〜?皮はとって茹でるんよ!」「糠は入れんでもええの?」「うん。ハチクは、糠を入れんでも大丈夫なんよ。」
おばちゃんが走り去ってから、ググってみました。
淡竹(ハチク)と言って、タケノコの旬が終わったあとの、5〜6月に出てくるタケノコのちょっと細い版のようなもの。アク抜きをせずとも食べられるし、おいしいし、タケノコ好きにはたまりませんよ、と書かれてありました。
早速、いろんなレシピを調べて、「メンマ」と「きんぴら」をつくることにしました。
ウェイパーって何?オイスターソースはきれてたなぁ、辣油は・・・そうだ!トモが石垣島の土産にくれたのがあったなー🤔
調味料も取り揃えて、茹でた淡竹を全てメンマときんぴらに炒めました。タッパーに詰めて、これから毎晩🍷のツマミにします。
おばちゃんからは「淡竹が喜びます。私は味噌汁、炊き込みご飯と和食です。」との返信あり。この違い🤣
「姉にお供えして、あとで食べり〜。」と言って、淡竹と一緒に手渡された枇杷☺️