日の出の時刻を過ぎた頃、彦島の荒田あたりを通りかかりました。梅雨の雨雲垂れ込める夜明けの海峡と、対岸の朝もやに浮かぶ日明工場群🏭の様が心を引きつけ、思わず車をとめて写真を撮りました。
ここには、かつてフェリー⛴の港がありました。
下関と北九州を結ぶ関門海峡フェリーは、彦島の荒田港から小倉の日明港までを13分で移動できる、便利で頼れる市民の足でした。何人乗っていても車一台分の料金のみ!という安さ。確か470円ぐらいだったか。車の運転に自信のないまさこが、小倉に買い物や映画を観に行くための大切な手段だったのですが、2011年11月30日をもって惜しまれながらも廃止となりました。
当時、まだ廃止を知らないで、チケットを買いに立ち寄った料金所の貼り紙「運行廃止」の文字に、衝撃を受けて「なんで廃止なんですか?休止してまた復活とかできないんですか!」と訴えるまさこに、料金所のおじさんは、「会社が倒産なんじゃから、復活せんよ。」と冷ややかに返しました。
あのときの驚きと、誰にぶつけたらいいかわからない怒りのような感情。
こんな便利なものを、なんでなくすのか!!
市民の足でもあるけど、何より運輸業者の大事なルートだったはずなのに。困るよ、きっと。なんとかならないの?署名とか、もう遅いかしら?と一人ジタバタする思いでいました。まだ働き盛りでしたから、それよりも心血注ぐべきは他にあり・・・結局、何もしないままときが過ぎ、廃止となってしまいました。
今のまさこなら、きっと何か動きを作ろうと頑張った!!そう思えます。
あとで知りましたが、tuna'sのおきょうさんも、しょっちゅう利用してて本当に悔しかったと話していました。
やっぱり、いっぱいいたんだ〜!まさこと同じ思いの人たちが、あちこちに。
そんな悔しさを忘れていないまさこたちにとって、下関が手を出そうとしている第二関門道路、別名「安倍・麻生道路」構想は、許しがたいものと言えます。
巨額の税金を使ってそんな道路を作るなら、なんでフェリーをみすみす廃止させたんだ!!って。
自然を破壊して道路なんか作らないで‼️
あの関門海峡フェリー⛴を復活させて‼️
重たい雨雲が覆う関門海峡。その向こうには、朝もやに浮かぶ日明の工場群🏭。
小倉は目の前なのになぁ〜😥
コロナ感染の不安から、小倉にはまだ渡っていません。
近くて遠い北九州小倉を眺めて思う朝のひとコマでした。
これに乗ってたんだよね!「ふく彦」
どこに行ったんだろう。ふく彦は。