年金支給の日☺️贅沢ドライブ❣️


 教え子のシゲと「篠栗に行こう!」と計画を立てたのは、どれだけ前のことだったか😥もう忘れてしまった💦
 コロナ感染クラスターが北九州でたびたび発生し、海峡を越えて九州に渡ることをしなくなってから半年とは言わない。
 関門トンネルの門司側まで渡ってとんぼ返りしたことはあったが、九州の地に降り立って、散策することはしなかった。
 やっと!!実現。篠栗行き。
 以前、まさことはやとさんの愛読書だった月刊「外戸本」が、休刊になって久しい(多分、ネットでなんでも検索できる今、復活はないだろうなぁ😰)。九州と山口を網羅する旅の案内本だった。土日、部活と部活の合間に、当時オンボロキャンピングカーで久住をはじめ大自然と温泉を満喫するミニ旅行を繰り返してきた我が家は、外戸本にはずいぶんお世話になったものだ。
 その中に、篠栗の案内がされた号があった。まさこは、一度篠栗というところに行ってみたいと心の中で思っていたが、はやとさんの趣味ではないかなぁ?と言い出せずにいた。
 篠栗といえば、まさこもはやとさんもすぐに思い浮かぶのは、あんこがべったりと乗った草団子だ。うーん。例えるなら、徳島のぶどう饅頭。わかりやすく言えば、伊勢の赤福の草団子風かな。
 それは、毎年ある時期になると、我が家に届けられたものだ。
 シゲとシゲのお母さんによって。
 シゲは、彦島中学校に勤務していた頃の教え子で、2年、3年生と担任した。卒業後もお母さんは、節目節目にシゲを連れて、我が家に来てくれた。もちろん、篠栗の団子は、毎年届いた。成人式の朝、着物を着て、これから式典に向かうというシゲにも会わせてくれた。
 誰とでも気さくに話して、敵をつくることのない、笑顔だけが思い出に残る。そんな方だった。
 まさこが退職してしばらくした頃、突然、シゲからお母さんの訃報を受けた。慌ててお参りにうかがったが、写真のお母さんは、やっぱり満面の笑みだった。
 シゲとお母さんが毎年行っていた篠栗。あんこたっぷりの草団子がある篠栗というところに行ってみたい!と思うようになって、たまに我が家に遊びにくるシゲに声をかけてみた。篠栗に一緒に行かない?と。
 計画はトントン進んだが、そこにコロナだ😱
 のびのびになって、この日。まさことシゲの篠栗行きが決行された。
 朝9時にシゲが車で迎えに来てくれて、出発。
 最初の目的地は、岡垣の鮨屋台。ここは、まさことはやとさんのお気に入りの寿司屋さん。玄海を眺めながら、カウンターでお寿司をいただくと、これが実に美味い😋
 寿司ネタは、どれも新鮮で、しかも手が込んでいる。一貫ずつお皿に出され、そのままで、とか、お醤油をつけて、とか食べ方も付け加えてくれる。小さなお寿司に込める技を感じて、わずか10貫にお腹がいっぱいになる。大好きな鮨屋台にシゲを招待したという感じ。
 腹ごしらえの後が、篠栗だ。
 鮨屋台から、1時間弱で到着。
 篠栗の町一帯に札所があり、寺の案内があちこちにある。私たちはその中でも釈迦涅槃像が有名な、一番札所の南蔵院に向かった。
 駐車場からは、シゲの案内で、院内を散策した、大きな岩場を縫って霊場を周ると、それこそ大岩の鎖場まであって、神聖な場所ながら、わくわくして楽しんだ😅
 霊場巡りのあとは、釈迦涅槃像との対面だ。青空の下に横たわるお釈迦さまは、信仰のありなしに関わらず、柔和で優しい顔で、そこにやってくる人間たちを見守っているようだった。
 しばらく眺めていたいなぁと思ういいお顔だった☺️
 そのあと、シゲから、ここの住職さんが、涅槃像の御利益で宝くじで一等一億何千万かに当選したとかいう話を聞いて、ちょっと現実に引き戻されてしまったが😅
 釈迦涅槃像に癒されて、南蔵院をあとにした。
 ところで、あの懐かしいあんこ草団子は、もうどこにも売られていなかった😥日持ちしないからかなぁ〜😅とシゲ。仕方なく、シゲとお母さんがよく買って帰ったという近くのお豆腐屋さんの豆腐を買って我慢。
 さあ、では帰るかな。
 シゲ、どこかでちょっとお茶でもしてから帰るかね〜?と、カーナビで近くのカフェを検索すると!!出たよ!!出た!!「茶房わらび野」😳
 「ちょっと待って、シゲ!ここ!!ここに行こう!」と大興奮のまさこ。
 実はここも、その昔外戸本で眺めて、いつか行ってみたいなぁと思っていた、絶景で有名な山の上のカフェだ。
 ナビのあやしい案内に翻弄されながら、行きつ戻りつ😰やっとのことでたどり着いた「茶房わらび野」は、本当にすごいカフェだった😆
 コーヒー☕️が700円とお高いが、この景色を眺める料金込みなら仕方ないと思える。
 ああ、誰かに言いたい!!ここは、すごいぞ〜〜‼️