てぃだの小屋の窓ガラスが壊れているのに気がついたのははやとさんでした。そのときは、何か風で飛んできたものがぶつかったのかなぁ〜ぐらいで、今度補修に来るから!と、小屋を覗くこともなく、そのままにしておきました。
3日後の今日、あのひどかった黄砂が少しおさまったのを見計らって、段ボールとビニールシートを持って、間に合わせの補修にやってきました。
小屋に入ってみると、ガラスの破片とともに鳥の羽毛が散らばっています。ああ、鳥がぶつかったのか〜!、どこかに死骸があるかも😰と、こわごわ小屋の中を見回してみましたが、見当たりません。とりあえず窓の応急処置。段ボールにビニールを巻いて、壊れたガラス部分を覆うことにして、テープで止めていました。すると突然、後ろでバタバタ!!っと物音が😱
ドキッとして、振り返りしばらく様子を見ていると、またバタバタ!!という羽音。音のする方に近づいてみると、小屋の奥の荷物の隙間にうごめく塊。よくよく見るとやはり、鳥😳
生きていたんだ〜!!
人の気配に慌ててバタバタ、バタバタと羽をばたつかせて必死の動き💦
近くの窓を全開にして、荷物を少し動かすのと同時に、バッと飛び上がりました。少しふらつきながらも窓の方に向かい、バタバタと羽をばたつかせながら、窓の外へと飛んでいきました。あっという間の出来事でした。
本当にびっくりしましたが、その鳥の姿はしっかり目に留めたまさこ。
姿は「鳩」だけど、羽が黒くこげ茶の縁取りは「雉」だなぁ。
その鳥が潜んでいた(落ち込んで、動けなくなっていたのであろう)場所には、たくさんの羽とたくさんの糞のあと。狭いところに閉じ込められて、ジタバタしながら、なんとか生きていたんだなぁ〜と思うと、己の身がどうなるかわからない不安の中で、今日までの時間をどれほど長く感じながら過ごしたんだろうかと、なにやら、その鳥の気持ちになっているのでした。
ああ、生きて、また飛び立ててよかったーー❣️と、安堵して、ガラスの破片や羽を片付けました。糞のあとは、しばらくほっといて、しっかり乾いてから掃除することとして(正直、ちょっと気持ち悪くて😅)そのままに、てぃだをあとにしました。
今日も「売り切れました。お店閉めました!」のたまやの看板😅
「もう???まだお昼前よ〜!!早過ぎやろ〜。」とぶつぶつ言いながら、店内に。残るパンは2つ。まだあったーー!
さっきの救出劇の興奮冷めやらぬまさこが、黙って帰ることなんてできるはずがありません。
早速、たまちゃんと星追う男に、さっきの鳥の羽の様を伝えると、「あー、そりゃ、キジバトじゃろう」と星追う男。ミニ図鑑を開いて写真を見せてくれます。
これ!これ!!
鳩のような雉。うん?雉のような鳩?かな。
そのまんまの名前のキジバトでした。
春の陽気のてぃだに迷い込み、ガラス窓に飛び込んでしまった哀れなキジバト。仲間のもとに無事に帰れたのだろうか。傷を負ってどこかで、羽を休めていたりしないだろうか。
どうか、大空を羽ばたいていて!!と願う帰り道でした。
星追う男の見せてくれた図鑑から。
キジバト❣️