雨の銀座、そして上野公園へ


 東京暮らしも9日目。下関は梅雨入りしたといいますが、東京も雨が続きます。
 この日はお休みをいただいて、かのこさんと銀座へ。
 ふたりの娘の、節目の誕生日祝いには「一生もののパールのネックレス」を贈ろうと決めていました。自分自身は2年のローンで買ったパールのネックレス。今も冠婚葬祭で身につけています。かのこさんは「自立してるんだし、自分で買うんじゃないの?」と彼女らしいアドバイスをしてくれましたが、ま、ずっと前から決めていたので!
 宝飾サンゴに詳しく、夫と共著で本も出しているかのこさん。宝石類に全く興味のないまさこと違って、ネックレスやブローチ、イヤリングといろんな宝飾品を持っていて、そのときそのときの服装に合わせて選び、さりげなーく身につけています。
 彼女と夫さんのアドバイスで、パールならミキモトか田崎だけど、ということでした。夫さんがまさこの予算に合うネックレスを調べてくれて、銀座ミキモトにあるってことだったので、よし!!銀座ミキモト本店に行こう!と決めて出かけてきました。
 銀座ミキモト本店。田舎者のまさこ一人では恐ろしくて足を踏み入れることなどできない高級宝飾店でした。宝石に詳しい彼女がいてくれたからこそ入ることのできた「セレブ」の雰囲気を醸す店の佇まいでした。
 それにしても、恐るべしパールの老舗ミキモト😳銀座本店は、入店にも予約が必要です。かのこさんはそう教えてくれていたのですが、実は何のことか理解できていないまさこ。予約はきっとかのこさんがしてくれたのだ!と信じ込んで何もせぬまま、待ち合わせの電車に乗り込みました。「予約できたのね?」と言う彼女に「え?私が予約するんだったの?」と答えるまさこ。ええーー!と驚くかのこさん。「あなた、大丈夫!って返信してたじゃない!」と言うので、LINEをスクロールして読み返してみるとーー😱確かに!!「明日は大丈夫かな?予約した?」の文字。そして「大丈夫」と返しているまさこ💦
 一体何が大丈夫なんだよーー!!
 仕方ない、開店時間に本店前でそろーっと店を覗き込み、店の中にいるキリッと背広姿の男性に恐る恐る声をかけてみました。「あの〜、予約してないんですけど〜」とオドオド💦
 及び腰のまさこに助太刀のかのこさん。彼女の説明で理解した背広姿の男性は、にこやかに店に招き入れてくれました😆
 入ると床の絨毯はふかふか。店内でも、まさこの代わりに何が買いたくてここに来たのか説明してくれるかのこさん。
 やっぱりだめだなー!こういうところ。緊張するぅー。
 まさこには遠い遠い世界。でも、せっかくだから一回ぐらい足を踏み入れてみるのも冥土の土産ってやつかしら?
 その店で一番安い。けれども、まさこの感覚からしたら相当お高いパールのネックレスを買うことができました❣️
 今の時期、大阪のサツキに手渡すことはできないので、送ってもらう手続きをしました。週末に友人の結婚式があるということです。間に合うかな?喜んでくれるかな?
 母さん、頑張ったよー!
 奮発したよー!

 それにしても、雨の銀座。がらがらに感じますが「緊急事態宣言出てても、案外人がいるわねー」とかのこさん。彼女が乗った電車もけっこう混み合っていたと言います。これまでほとんど電車には乗らない生活をしていたらしく、驚いていました。
 オリンピックどころじゃないコロナ感染拡大の実態を振り返ることもなく、自粛を強いても補償はしない政治のあり方に、都民はなんだかヤケになってるような😰
 「これほど人の命が粗末に扱われると、宣言に従う気になれない人が増えてしまうのも仕方ないよね〜!」
 「それにしても、なんで日本人は怒らないんだろうね〜」とふたり。語りながら、次に向かったのは上野公園です。
 もう何度もかのこさんと来た場所ですが、「公園入り口のあたり、変わったわよー!」「あなたに見せたかったの!」という上野公園への改札口は、本当に違う景色が広がっていました😳
 改札から公園までワンフロア😳横断歩道もなく、バリアフリーにつながっていました!駅が公園と一体化したような。
 全く人気のない雨の上野公園。
 以前、挑戦して入ることが出来なかった「韻松亭」に予約なしで入ることができました。
 ランチを楽しみ、食後はこれまたガラガラのスタバでコーヒー☕️を飲んでおしゃべりを楽しみました。
 「韻松亭」もそうですが、なにより「銀座ミキモト本店」に、まさこが入ることができたのは、東京暮らしの達人かのこさんがいてくれてこそのこと。今回はとくにそのことを身にしみて感じるまさこでした。

 店の人に内緒で、こっそり撮ってしまった銀座ミキモト本店😅