1か月以上山に登っていませんでした😥
暇を見つけては、いろいろな山友さんたちとあちこち近場の山に登っているてらミン。山以外にもハングルやジャザサイズやあれやこれやと習い事に頼まれごとなどで、暇なし生活を送っているようです。
つい先日の会議の隙間に、いつ山⛰に登ろうか?とスケジュール帳片手に予定を立てました。もちろん天気予報を眺めながらですが。
いつもの四王司山。お天気は晴れ☀️マークでした。てらミンは、午後からまた別の予定があるというので、登山口駐車場には早めの集合と決めました。
彦島の家を出るときには、薄曇りながら、空は明るくて「やれやれ、暑くなりそうだなぁ〜」と思いながら出発。島を出て、登山口のある勝山に近づくにつれ、雲行きがあやしくなりました。地面は雨のあと。これから登る四王司山の頂には雲がかかっています。
あれー?この辺り、雨降ったんだわー。今日って雨降るんだっけ?
もう一度下関の天気予報を開いて見ても☀️マークです。
駐車場でてらミンと合流。あやしい雲が山頂を覆っています。
「雨対策の用意はしてこなかったわー」と言うてらミンですが、登る気まんまん。
もちろんまさこも。
「梅雨の天気は気まぐれだからねー」
「きっと大したことはないよ!」ってことで、登り始めました。
雨は降る様子はありませんが、蒸し暑く、久しぶりの登りで汗が吹き出します。ふたりの登山は、たいてい登りはてらミンが先を歩きます。久しぶりのまさこを気遣ってゆっくりゆっくり足を運んでくれました。水分補給しながら、おしゃべりしながら、一歩一歩。
半分ぐらいのところにある鉄塔の下を通過したころから、空気がひんやりしてきます。
「あ、空気が変わったね!」とふたり。
少し楽になってきました。
それでも、梅雨どきの登山です。汗はたっぷりかいて、額から頬を伝って滴り落ちていきます。手ぬぐいで汗を拭き拭き、曇るサングラスも拭き拭き、山頂の四王司神社⛩へ。
神社の前で水分補給していると、鉄塔のところで道を譲り、先に登ってもらった若い男性のグループが「この辺りで景色が見られるところはないんですか?」と尋ねてきました。
「ありますよ!私たちもそこへ行くところです」と、展望所を教え、ついでに、四王司山⛰について知ってることをあれこれ説明。どうやら、彼らは初めての登山だったようです。
展望所からの眺めはイマイチ。ガスで長府の街並みが煙っています。
「残念ねー。本当は、ここからの眺めはいいのよ」
ガスに煙る街を指差して、彼らもいろいろ質問してきます。「今見えてるのは、どこなんですか?」「関門橋はどのあたりですか?」と。
「ここからは、初日の出も拝めるんですよ!」と話すと、ちょっと驚いた様子で「どのあたりから昇りますか?」と興味がある様子。
山って、人の心を開くんだなぁと思えてきます。
その日初めて出会った年も違う人たちと、目の前に広がる景色を共有しているというだけで、垣根なく自然に話して、笑って。
どこから来たの?
彦島と〜、川中と〜・・・
え〜、私も彦島よ!どこかで会ってるわね〜!
山はどんなところに登ってるんですか?
下関って、他にもいい山ありますか?
あるわよ〜。吉母富士もいいよね、竜王山に鬼ヶ城に、華山に、あ、狗留孫山もあるね〜
私が初めて登った山の写真見る?
見ます!
・・・
誰と名乗らず、身分?も明かさず、気軽に声かけて、おしゃべりできるのも、同じ道を汗かいて登ってきた者同士だから。
「最後にシャッターをお願いします!」と頼まれて、パシャリ。
お別れしました。
「山を好きになってねー!」とてらミンが声をかけていました☺️
ビギナーズラックって言うけれど、何事も、初めての出会いがそれを好きになってハマっていくかどうかにかかっていると思います。
今でこそ、山を楽しんでいるまさこですが、働いてる頃は、全く山なんて登る気にもならなかった😅退職した年の秋、初めて隊長に連れて行ってもらった湧蓋山⛰そのときの、疲れもなにも吹っ飛ぶ感動。きつい登りも、山頂からの眺めも、縦走した山々も忘れられないで刻まれています。
ああ、また登ってみたい!!と思わせてくれた初めての山⛰との出会いでした。
この人たち、景色はイマイチだったけど、山を好きになってくれたらいいな😊
また、きっとどこかの山でお会いしましょう!
まさこのビギナーズラック。湧蓋山⛰