悩める乙女 てぃだに来る


 まさこが久住にいる間に、草刈りの助っ人ナンちゃんがてぃだに来て、草をスッキリ刈ってくれていました。
 オーナー留守でも、てぃだを想ってくれる人たちのおかげで、維持できているんだなぁとしみじみ。
 世間はすでに、夏休み。今年はてぃだの予約もかなり混み合って来ています。コロナの自粛に疲れたか、慣れたのか?角島方面、観光客がずいぶん増えてきています。
 この日、二人の教え子がてぃだにやってきました。子連れのなっちゃんと、結婚しても相変わらず自由人のザイラ。
 子どもを連れてくるというので、この暑さの中、店を探して外をうろつくより、てぃだで軽くランチを!と考えていましたが・・・2歳だと思っていたなっちゃんの子どもは、2ヶ月の赤ちゃんでした😳
 コロナ禍に2ヶ月の赤ん坊を観光地に連れてきて大丈夫かいな???まあ、他に誰とも接触のないてぃだでゆっくりするか!
 ということで、ランチには、以前このブログでみなさんに紹介した、例の「珊瑚礁」のレトルトカレー🍛を用意しました😉ちょいとサラダ🥗も添えて。
 ふたりとも「このカレー美味しい!!」と声をあげます。やっぱり〜☺️
 ザイラは、パッケージを写真に撮りながら、「これ、どこに売ってるの?」と尋ねます。
 「ふふふ。サンキュードラッグよ〜」
 
 食後のアイスコーヒーを飲みながら、なっちゃんが「相談せんの?」と、ザイラを促します。
 どうやら、今回の来訪は、ザイラが溜め込んでいる悩みごとの相談がメインだったようです。
 中学生の頃から、自由で、一見やりたい放題に見えるザイラでしたが、案外繊細な面も持っていました。大人の女性に成長し、下関でも名の知れたクラブのオーナーとして、店を切り盛りしているザイラ。仕事に関してはしっかりした考えを持ち、自分が雇っている従業員のことで、どうとらえて、どう対応したらいいかと悩む姿は、すっかり経営者の顔でした。
 陽気な自由人のザイラの見せる真剣な表情に、まさこも真剣に彼女の話に耳を傾けて、1時間以上。
 真剣に話を聞いたからといって、とくにいい解決策があるわけではありません。だけど、相談事って、語っていく中で、自分が答えをみつけ出していくもの。溜め込んだものを吐き出すことで、少し心が軽くなったようでした。
 「せっかくここまで来たんだから、角島でも案内しようかね?」と、まさこのタフトで、ミニドライブに出かけてみました。
 あらかじめ、たまちゃんには、たまやに寄ることを伝えてありました。
 もちろん、ふたりともたまやの雰囲気を気に入って、「ジブリの世界やん!!」「すごーい」としきり。
 なにより、今や全国区の観光地になって来た角島で、メインの道路から外れたところに入り込んだことがなかったふたりは「島って、こんなところがあったんやねー!」と、興味深そうに車窓の景色を楽しんでいました。
 子育てに一生懸命のなっちゃん。
 仕事で悩むザイラ。
 ふたりとも、少しは心が解放される時間になったかしら☺️

 2歳どころか、まだ首も座り切らない2ヶ月の赤ん坊を抱いて、たまやの庭に立つまさこです😅