彦島でいつもお世話になっている楽しい仲間たちが12人、てぃだにやってきました。
昼前に全員到着。お弁当を食べて、島を少し観光しました。角島灯台の公園で撮った写真ですが、このふたり、いずれも80を超える女性です。とても、そうは見えない立ち姿に、ああ、こんなふうに歳を重ねられると幸せだろうなぁと思えてきます。
夕方からは、酒盛りが盛大に始まりましたが、口が滑らかになるにつれ、ふたりの話にみんな引き込まれて、大笑いの連続で、笑い過ぎて最後には声が枯れてしまっていました。
ふたりとも、80を超えてなお、好きな人がいる!!と言います。
先日、「生きることは愛すること」の言葉で有名だった瀬戸内寂聴さんが亡くなられましたが、ここにもその言葉どおりに生きる女性が、ふたりもおられました😳💓
いくつになってもおしゃれごころを失わず、好奇心を持ち続けること。そして、若い人と付き合うこと。これが若さを保つ秘訣という寂聴さんの声が聞こえてくるようです。
ところで、瀬戸内寂聴さんといえば・・・
まさこが寂聴さんの生の声を聞いたのは、2015年の夏、国会前でした。当時東京にいたまさこは、「戦争法」と呼ばれる安保関連法の成立に反対する抗議集会に何度も参加していました。
6月のことだったかと思いますが、寂聴さんが重篤な病をおして、京都から車椅子で参加され、声をあげられたのです。
「戦争はすべて人殺し。いい戦争なんてない」と。
自分が生きている間は、戦争反対を訴え続けるという強い意思をもっておられた方でした。
自分の命が危ういというのに、国会前にやってきて声をあげる。その声を聞くだけで涙があふれ出てきたのを鮮明に覚えています。
まさこは、兵士として戦争に行った父から何度も聞かされた「戦争はいけんよ。だから、教育は大事なんよ!」という言葉を胸に刻んで、教師になった人間です。当然のように国会前に立っていました。
法案採決反対の抗議集会の山場は、8月30日でしたが、サツキもトモも大阪から夜行バスに乗ってやってきました。何万人もの人垣の中で、携帯電話を頼りになんとか合流することができ、一緒に「戦争できる法律いらない!!」と声をあげました。
けれど、結果は誰もが知るものとなってしまいましたけど。
生きることは愛すること
これは、なにも男女の恋愛に限ることではありません。人生で何人かは、この人は失いたくない!と強く思う人がいるものです。
人を愛する心を持つ人間なら、すべて戦争には反対のはずだと思っていたのですけれど・・・
ねぇ?寂聴さん。
瀬戸内寂聴さんのご冥福を、ひたすらにお祈りします。