3日目。「最後の夜は、街に出て郷土料理のお店で島唄を聴きながら飲むことにしよう!」と、思いついたはやとさん。
食事付きの山羊島ホテル3泊目をキャンセルし、飲み屋街のある隣町、屋仁川(やんご)通り沿いのビジネスホテルに変更手続きをしました。さすが配慮の男!楽しむことにも努力を惜しみません。
朝のうちはまだ晴れ間が見えました。山羊島ホテル周辺を散歩のあと出発。
今日は、さすがにしっかり雨予報☔️
年間降水量は屋久島に次いで多いという奄美大島です。雨もまた良し!と受け入れて、本日のメインイベントは、夜の島料理ということにし、昼間はのんびりすることにしました。観光は大島紬村の見学ぐらいで、あとは島の暮らしや生活をリアルに知ることのできる地元スーパー巡りを楽しむことに。
まずは、大島紬村へ。大島紬は、一反の反物が出来上がるまでの、気の遠くなるような工程にため息が出ましたが、それ以上にその値段にため息が😮💨
確かに、それも仕方ないな〜と感じる緻密さ、体力と集中力さらに根気のいる大変な作業だと思い知らされましたが、これを一体誰が買って身に纏うのだろう?と思ってしまいます。
それより、まさこは、大島紬村の庭で鳴いているルリカケスの姿を探すのに夢中でした😆
大島紬村を出ると、島のスーパー「タイヨー」、「まーさん市場」、「ビッグ」、24時間営業の「グリーンストア」を巡りました。
都会のデパートでのウィンドウショッピングは苦手なまさこも、島のスーパーで何が売られているかは、興味があります。
どこも、お正月準備のお客さんで賑わっています。お正月のしめ縄も独特だし、ポンカンが山ほど詰め込まれた大きな袋が、無造作に床に置かれてあったりします。鮮魚コーナーや惣菜コーナーを見たり、お土産に黒糖コーナーなど見て回りました。
お昼はスーパーで買ったお惣菜と巻き寿司で済ませ、夜に備えました。
日も落ちて、薄暗くなった頃、ホテル近く、やんご通りの入り口あたりの店「ならびや」さんに向かいました。
笑顔がすてきな気のいいおじさんと、気が利いて働き者って感じの娘さんとで切り盛りしてるようでした。
次から次に出てくる奄美の郷土料理に舌鼓。オリオンビール🍻のあとは、いろんな種類の黒糖焼酎の水割りをぐびぐび飲んで、島唄の時間を待ちました。
19時、いよいよ島唄ライブのスタートです。島唄の先生も来られて、おじさんとふたり、三味線と太鼓を鳴らして、島に古くから伝わっている歌を何曲か歌ってくれました。途中、沖縄(琉球)の三線と奄美大島の三味線の違いの説明もあり、勉強させてもらいました!
もちろん最後は、島の踊り、沖縄でいうカチャーシーで締め。そこにいたお客さんみんなで歌に合わせて踊りました。
雨は降るけど、和やかで楽しい、いい夜でした。
帰り際、おじさんが「お正月も近いし、市場に品物が出回らなくなってるし、本当は、今日は店を閉めようと思ってたんだよー」「でも、あなたたちふたりが予約する!っていうから、仕方なく開けたら、こんなにいっぱいお客さんが入ってきて、もうてんてこまいよー!」と、ちょっと面倒くさそうに、そしてとっても嬉しそうに話していました。
そのおじさん。あとで聞けば、ドラマ「せごどん」の挿入歌を歌ってる奄美大島出身の女性「城南海」さんと東京でも島唄ライブをするっていう、ちょっとした有名人だったようです😳