去年の秋、初めててぃだに来てくれた周南音楽サークルのみなさんが、次は宿泊を!の約束どおり、春、桜満開のてぃだにやって来ました❣️5か月ぶりの再会です。
夕食は、まさこオススメの店のオードブルや道の駅の刺身、焼き鯖寿司などを用意しました。朝のパンは、もちろんたまやに予約。たまちゃんに頼んで、ハムマヨとベーグル🥯を焼いておいてもらいました。
2時過ぎてパンを取りに出かけたたまやは、この日も売り切れ😊予約・取り置きしてもらっててよかったわー!!
八代盆地から飛来するナベヅルを追う星追う男。ナベヅルと同じ周南から飛来?😅してきた、まさこの周南時代の教師仲間に、美味しいコーヒー☕️をいれてもてなしてくれました。
例によって、ナベヅルの北帰行について図を示して熱のこもった説明の星追う男。みなさん、角島上空に飛来した二羽のナベヅルの写真を見せてもらいながら、興味深げに聞き入ってました。
先生っていうのは、人の話をきちんと聞ける人が多いもの。星追う男の解説も分かりやすくて面白く、いい時間を過ごせました。
たまやのあとは、みなさん、角島は灯台あたりしか行ったことがないというので、まさこオススメの牧崎風の公園にご案内・・・のはずが、なんと2度も道を間違え、「ごめんねー、また道間違えたわー」と詫びる先導のまさこに、後続のナベさん、不安の一言「今度は大丈夫ですか〜💦」
そうやってなんとかたどり着いた風の公園は、暴風の公園でした😱
コロナ太りのまさことナベさん以外は、みなさん細い!!吹き飛ばされないか心配になりましたが、ここも感動の強要です。ちゃんと公園の先っぽ、岬の突端まで歩きました(ナベさんのみ、あまりの風の強さに途中リタイア😆)
吹き飛ばされそうな3人(スミさん、メグさん、スギさん)の記念撮影。パシャリ!!
てぃだに戻り夕食を済ませ、日も落ちてすっかり暗くなった頃を見計らって、感動の強要をもう一つ。ナベさんの車にみんな乗り込んで、夜の働く灯台見学ツアーです。
これまた暴風の夢崎で、灯台のライトを見上げました。ラピュタの光のように岩礁を照らすライトもいつもどおり感動的ですが、この日は暴風のおかげか?夜空がクリアで星が見事に見えました。
オリオン座、北斗七星がハッキリ、クッキリ美しい☺️
寒いけれど、見に来てよかった!!
きっとみなさんそう思っていたことでしょう。
みなさんとは、この後お別れし、まさこはひとり彦島に車を走らせました。
まさこ、明日から10日間東京です😅
ところで、少し長くなりますが、実はこの日もう一つ感動の再会がありました。
まさこの教師生活最後の年の教え子、ヤヒロくんです。7年前、東京に行く前の学校で彼と出会い、1年間でしたが、国語を教えました。
教師生活最後の年は「あなたもそういうお年だから😅」という理由で校長から学年主任を任ぜられ、担任をさせてもらえなかったのです。
当時中学一年生。ヤヒロくんは、トゲトゲの男の子でした。外に向かうトゲは、自分を必死で守るためのバリア。大人にだけでなく、ときには、仲間にもそのトゲが向かうこともありました。孤独で、暴力的なヤヒロ。誰も受け入れない!!と決めた彼の鋭く人を寄せ付けないまなざしは、今も強く焼き付いています。
長きに渡る教員生活で、忘れられない生徒は何人かいます。ヤヒロくんは、そのひとりでした。ヤヒロはどうしているかしら?とたまにふっと浮かんでくる生徒でした。
てぃだに向かう途中に立ち寄ったコンビニ。サンドイッチとコーヒーを買って車に乗り込もうとしたとき、まさこに向かって、真っ直ぐに近づいてくる若者がひとり。
満面の笑みのその若者は「先生!!」と声をかけてきました。乗りかけた車から降りて、じっとその顔を見つめ、思い出そうとしてみました。誰?うーん💦と、しばし悩みました。
そして、ハッと思い出しました!!
ヤヒロやん!!
そこからは、まさこの機関銃のような質問攻め。
「卒業してから、どうしてたの?」「バスケは?」「今何してるの?」とまさこ。
「バスケは今もやってるよ」「中学を卒業して進学せんやったんよ」「お父さんの会社で働いとる」とヤヒロ。
「お父さん???」
そう、夜の仕事をしながら彼を育てるお母さんと二人暮らしだったはず。
「ふふふ。実のお父さんなんよ」
ああー、7年の間に彼の身には本当にいろんなことがあったんだなぁ。でも、その7年が彼をこんなにまーるく笑顔の輝く若者にしてくれたんだなぁと思うとじわーっと涙が出てきます。
「表情が昔とあんまりにも変わってるから」と言うと、「みんなから言われる!」と笑っています。
こんなふうに再会できるなんて、本当に思いもしなかった。
ヤヒロと別れ、てぃだに向かう道すがら、何度も彼の笑顔を思い出し、温かいものに満たされていました。
7年前。彼らとの別れの離任式。体育館の壇上からまさこが彼らに向けた花向けの言葉とも言えない別れの言葉。今でも覚えています。
「私は、生徒から何度も『死ね』と言われました。私は死にたくはないし、幸せに生きていたい。でも、私に『死ね』と言ったその子も幸せに生きていたいはず。いったいどうしたらいいんだろう。いつもそう考えあぐねていた。それが教師というものだったような気がします」「人生は選択の連続です。私は教師生活を終わりにし、みんなと別れて東京に行くことを選択しました」「みんな、幸せな人生を選択して生きてくださいね!」と。
私に「死ね!」と、何度も言い放ったヤヒロを見つめながら。
あれから7年。成人したヤヒロとの再会。「先生にとって、こういうのが最高に幸せなときなんよ!!」というまさこを、うれしそうに見つめているヤヒロです。
それにしても、サングラスしてマスクしてても、まさこと分かるんだなぁー😆