明けの空の黄色いベール


 早朝登山。
 てらミンとふたりで四王司山⛰
 6時過ぎに登り始め、山頂の展望所でおにぎりの朝ご飯を食べ、7時半過ぎには下山しました。

 久住に行きたしと思へども
 久住はあまりに遠し
 せめてはmont-bellのシャツを着て
 早朝の登山にいでてみん
 山のいただき 岩に寄りかかりて
 われひとり うれしきことをおもはむ
 五月の朝のしののめ
 うら若草の萌え出る心まかせに
     by まさこ
 なぁーんて、萩原朔太郎に叱られるね😆

 四王司から見下ろす長府の街。
 黄色いベールが覆っている。あれは黄砂???
 おそらくは粉塵のようなものが空を覆っているのだろう。あの下に街はある。街にいては見えないものが、山からは見えている。
 渦中に入り込んでしまうと見えないものも、遠く引いて眺めることで、見えてくることもある。あくせく動き回る日常を、たまには引いて眺めてみることも必要ってことかな?山がそう教えてくれてる気がする。

 先日、劇団民藝の「グレイクリスマス」を観に出かけての帰り、後ろから追いかけて来て声をかける人が。振り向くと、なんと!!びっくり😳退職BARの会の重鎮メグちゃん。「あの後ろ姿、絶対まさこさまだ!ってずっと見てたんよー!やっぱりね」と、息を切らしています。
 「えー???メグちゃんも来てたの?」
 そばに立つふたりの女性もお見かけしたことのある方たち。もと先生仲間でした。その日は平日。まだ若いのに、学校はお休みかしら?と思ったら・・・
 「辞めたの!」とスッキリ一言。
 早期退職したとのことでした。えー?あなたが?
 きっと、その決断に至る何かがあったんだろうな。力のあるベテラン教師が辞めていく学校って、なんなんだろう。そう思うと、ため息が出ます。
 「辞めて、どう?」「ストレスないやろ?」
 明るい笑顔で、大きくうなずいていました。
 離れて、振り返りみる自分のいた世界。
 いいことも辛かったこともひっくるめて、すべてが自分の人生。そんな時代もあったよねと、笑顔で今を生きられてたら、それでいいんじゃないのかな。
 生きてりゃいいさ!!
 だね。


 四王司の登山口から、木立に入り込むと突然降ってくる鳥たちのさえずり。やっぱり山はいいねーと、てらミン。
 毎回小休止の鉄塔下にて。