母の不安をよそに、アメリカ旅行に出かけていた娘のトモが、元気に帰国してきた☺️
死ぬまでに一度訪れてみたい国はたくさんある中、どうしても興味を持てない国がアメリカ🇺🇸だったが、それは偏見なんだよなぁと感じさせられる写真が届いた。
なかでもグランド・キャニオン国立公園での画像に目を奪われた。こんな場所に行ってみたい!と思った。狭い島国日本では、見ることもできない、壮大で、人の心を圧倒する世界最大規模の大渓谷の景色には、私が悪かった!と頭を垂れるほかない。
ただ、たくさん送られてきた画像に感動するも、ラスベガス、サンディエゴ、サンタモニカ、ハリウッドなどの街には、やっぱり興味が湧かない😅
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手を生で見るという野球観戦は、そこを狙って旅行計画を立てたというから、さすがやな!抜かりはない!と感心したけど。
中学、高校を共に過ごした一番仲のいい友人が、ひとりはアメリカに留学中、ひとりはカナダに留学中ということで、今がチャンス!と、計画したアメリカ旅行。
「ビッグなふたりに、また刺激もらいましたわ」というトモのコメント。
いいこと、いいこと❣️
そうです。自分を揺り動かす刺激がある人生は、自分を豊かにしてくれるし、高めてもくれる。自分を同じところにとどまらせないで、成長させてくれるもの。
だから、刺激を与えてくれる人たちが周りにいること、そのこと自体が幸せなことだと思う。まさこは、そう思ってる。
価値観は人それぞれだから、これはまさこの人生観だけどね。
まさこにその価値観を与えた出来事がある。むかしむかしのことだけど。
以前、かのこさんから、次のシナリオの資料に、我々が学生時代、高知大学の「ストーム」で、学生たちが叫んでいた言葉を覚えてたら教えて!って言われて、思い出した。
そう、私たちの学生時代、まだ大学の学生寮に残っていた文化?に「ストーム」というものがあった。
まさこは、大学生最初の1年間は、学生寮で生活したのだが、あるとき寮の先輩が「今夜はストームが来るらしい」と心配そうに話していた。何がなんだかわからないが、「今日は、みんな早く帰ってきてね!玄関に鍵をかけるよ!」と伝令が走り、その先輩たちの反応に、まさこは、恐怖半分、興味半分でドキドキしながら夜を迎えたのを覚えている。
夜、8時は過ぎていただろうか。にわかに外が騒がしくなり、と同時に「部屋の電気を消して!!」という先輩の声が飛んだ。一斉に寮が真っ暗になるや、寮の門をのり越えて侵入してくる人の群れ。カーテンに隠れてこっそり覗き見た不思議な光景。褌姿の男子学生がたくさん。褌でない人たちもいたが、女子大学の女子寮の庭に侵入してきた彼らの中のリーダーとおぼしき男性が突然、声を振り絞って何かを叫び始めた。そして、その言葉のあと、みんなが声をそろえて寮歌を歌い出すのだ。驚きは、もちろんあったが、その光景は、なんとも滑稽で愉快で、恐れより楽しさが湧き上がって、思わず身を乗り出しそうになって、先輩に後ろから引っ張られたような。
あとで聞かされた先輩たちの話をまとめると、その日のストームは穏やかで紳士的だったけど、ときにはお酒を引っかけてやってきて、男子禁制の女子寮に上がり込み、お風呂に入った輩がいたそうで、以来先輩たちは警戒しているのだとか。
まあ、現代では考えられない「バンカラな」学生文化だったストーム。
そのとき聞いた、雄叫びの言葉。
その言葉は、なぜか記憶に刻まれるものだった。
感激あれ 若人よ
感激なき人生は 空虚なり
汝らが前に 高く高く理想を掲げよ
さすれば 道は
淡々として 汝らが前に開けん
ただ 歩めば いたる
この胸に残る言葉と、若い男性たちの褌姿。懐かしい思い出として、ずっと胸の奥に仕舞われている。
その後も人生で、悩んだり、人と比べて自分を卑屈に思ったりするとき、ふっと頭に浮かぶ言葉だった。
今は辛い。でも、理想を掲げよう。歩めば至る。未来は、今よりきっとよくなる。今じゃなく、未来で勝負しよう!って。
トモ。刺激を与えてくれる友だちを得た、そのことがあなたの人生の宝。そして、希望。
感激あれ!若人たちよ!!
今年も歩いた「平和行進」
核兵器廃絶をアピール!!
「子どもたちに平和な未来を」の幟を持つまさこ。横断幕を持つてらミン。
なんと、感激ある高齢者たちの姿よ!!