悲喜こもごも・・・


 先日、北野天満宮で合格祈願した島根の実家の甥っ子タクミが希望の高校に合格したという知らせが入りました。姉のハルカと同じ高校に無事合格💮
 島根県立益田高校。まさこも、彼らの親であるまさこの弟も通った高校です。
 北野天満宮で撫牛の頭をしっかり撫でた甲斐がありました。お祝いは、我が家がイベントごとで必ず利用するレストラン「日和庵」に連れて行くと約束してあります。
 日和庵は、軽いドレスコードのある創作フレンチのレストランです。ちなみに、Mr.BMは雪駄に半パンで入店して着替えさせられたとか???🤭
 もちろんテーブルマナーもある程度できないとちょっと恥ずかしいかなー。甥っ子たちにはほんの少し緊張感が必要になるお店ですから、昨年から「テーブルマナーの練習しときーよ!」と伝えてありました。
 そういえば、島根の田舎の実家で、私たちが中学生になった頃、母は、ナイフとフォークを買ってきて、テーブルマナーが身につくよう躾けようとしていました。あの頃は、それを使って食べるものなど、食卓にのぼらなかったはずなのに😅どうやって練習したのか?覚えていませんが、そんなちょっとだけ教育ママっぽいところのある母でした。
 その母を日和庵に連れて行ったとき、「お母ちゃんは、ナイフとフォークはよう使わんよ」と、結局箸🥢で全ての料理をいただきましたからねー😆
 まだまだお祝いしてあげる暇が作れそうにないので、約束を果たせるのはいつになるやら。でも、必ず!!
 おめでとう🎉 タクミ

 合格祝いにファミリーLINEがにぎやかな中、一本の電話が入りました。
 「たった今、妻が身罷った」
 彦島のレジェンドMさんからでした。
 全く予想もしない突然の訃報でした。ついこの前、笑顔で会話したその人が、忽然とこの世から姿を消すということが納得いかないし、ピンと来ない。そんな感じでぼぉーっと受話器を持って立ち尽くしました。きっとレジェンドMさんも同じ状況だったのではないかと思います。
 「本当に亡くなったの?なんで!」
 「医者が調べよる」「心停止しとるんよ」
 それ以上、会話にはなりませんでした。
 
 友引を避けて2日後に行われた告別式で会うレジェンドMさんの背中の丸く小さいこと。笑顔しか知らないMさんの妻が、白い棺の中にいました。棺に花を手向けながら嗚咽しました。

 浄土真宗の葬儀の際、耳にする言葉
 「誰か百年の形体を保つべきや」
 「朝には紅顔ありて、夕べには白骨となれる身なり」
 ここを聞くたびに、無常という言葉を実感します。

 喜びも悲しみもひとところにとどまりはしない。喜びに笑い、悲しみに泣く。そのときそのときをあるがままに生きるしかないなぁと、今日もまた。

 禍福はあざなえる縄の如し
 

 はやとさんから届けられた東京の春!
 沙羅双樹の花の色 
 盛者必衰の理をあらはす