ブリッジより


 今は過去の積み重ねの上にあるもの。

 懐かしい人たちが はるばるまさこの激励にやってきてくれた。東京から、和歌山から。
 湯田温泉♨️に宿をとって、夕餉をともにする。飲んで、語って、笑い合う。

 彼らと過ごした、遠い、かの日々が鮮やかに蘇る。

 退職を目前に突然の東京への単身赴任。
 教員しかしてこなかったまさこが、月刊教育誌の編集長となり、大会となれば議案を書き、全国の先生たちの前であいさつしたり、ときには学習会の講師をしたり💦
 何にも分からず、厳しい言葉を受けながら、逃げ出すこともできず、泣きながら地下鉄で帰ったこともたびたびだった。
 辛かったけれど、たくさんの素晴らしい人たちとの出会いもあり、自分の人生にこんなことも起こるんだとなーと、しみじみ感じて過ごしたあの時代。あの日々をくぐり抜けてきて、今の自分がいるんだなーと思えてくる。
 その時代をともに過ごし、支えてくれた人たちが、超がつく多忙な日々のなか、わざわざまさこのために!と、時間をつくりはるばる山口まで来てくれる。

 彼らと語りながら、ふと
 今このときは すでにその頃から用意されていたのだろうか?
 今の自分にたどり着くために、あの辛い日々はあったのだろうか?
 そんなことも思ったりしていた。

 翌日、東京で仕事の超々多忙のカニさん、マサコさま。朝ご飯もパスして早朝、第一便に乗るために空港まで送る。
 和歌山に帰るナカさんは小倉から新幹線。ふたりで下関駅まで戻る途中の喫茶店ブリッジにて、懐かしさ感じるモーニングセットをいただく!
 東京時代もなにかとふたりでランチしてたよねと、懐かしい話はキリもなく・・・。

 慌ただしくも、温かく懐かしい時間だった。
 ありがとう、みんな。
 まさこは、この地で精一杯がんばって生きるからね!